園では大人が整える環境の中で、それぞれの子どもが自分であそびを見つけ、十分に遊び込むことを大切に保育を行なっています。子どもたちは自分の意思であそびを選択すること、興味を持ってあそびを追求することを毎日繰り返すことによって創造力・想像力を自由に発揮し、小学校3年生ごろ以降の学習期の脳をつくるための土台となる思考・意欲・集中力や、社会性・協調性・柔軟性などが、この自主的な遊びによって培われます。
0・1・2歳児の保育において、ひとりの保育士が決まった子どもの食事・排泄・睡眠・衣服の着脱などの育児を行います。保育士が母子の関係に近い形で育児を行うことで、より深い信頼関係を築くことができます。
兄弟が少なく、地域の子どもたちとの関わりが乏しくなっている現代の子どもたちが、異年齢の集団生活の中で一喜一憂するさまざまな事象を体験する意味はとても大きく、優しさ・我慢・共感など、大人が言葉で教えることのできないさまざまな力は、子ども同士のあそびの中でこそ育まれるものだと考えています。
『わらべうた』はしぐさあそびや言葉あそびを含んだ『音楽』であり、何度も繰り返される心地よいリズム(日本人の遺伝子にあるとされる遠い昔から引き継がれているもの)によって、子どもの心に働きかけます。幼児になると集団が大きくなり、大人がリードする確かな音程、リズム、心地よさと共に、みんなですることの楽しさが加わります。
幼児の毎日の活動として、主に午前中の10分から15分程度、大人が計画したプログラムに沿って、室内や園庭などで行います。自分の体の部位を知りながら、楽しく自分で体を動かすことを毎日繰り返し、子どもたちの心身の健やかな成長を促します。
裏千家講師指導によるお茶のおけいこを、5歳児は月に1〜2回(年1回お茶会)、4歳児は年に1〜2回(およばれ)を行なっています。お手前の作法習得を目的とするものではなく、いつもと違う空間でいつもと違う『お茶の世界』を子どもたちに感じてもらうことを大切にしています。
『動から静へ』。目を閉じて静かに座ることによって、音に気持ちを向けたり、風を感じたり、心を落ち着かせたり、心地よさを感じたり・・・。幼児はクラスごとに数分間の坐禅を行います。
英語に親しむことを目的に、外部講師による英語あそびを、幼児クラスで月に1回行なっています。